最近 新しく耳にした、自分自身も日頃考えていたこと。
それは あの 福山雅治 主演映画 『そして父になる』
の脚本家の言葉。
彼の「映画作りで基本概念としていることのひとつに、長いストーリーの中、台本、ところどころに
□ □ □ 空白をおく ・・・ 」 こと
ドラマの中、子供たち4人 公園の遊具で遊ぶシーン、車から降り いっせいに4人とも
遊具のほうへ 走っていく ・・・。
静かに見守っていたら
4人で乗るとバランスがとれて遊べる、 腰かけてゆらす大きなブランコに飛び乗り、
4人とも大はしゃぎ! 今までにない笑顔!!
この時 作者の頭の台本では、ひとりの子供が 一人乗りのブランコ に乗ることを
想定してあったのだという。
本番中のカメラが廻り始めて その瞬間、瞬間で採れたての 新鮮な笑顔!
自然に発せられた言葉! を どんどん撮りいれて映画作りをするのだと。。。
私達の仕事もそうである、個性あふれる職人 一人ひとりが 持ち合わせている技術を
最大限に引き出しながら、日々育っていく現場であるから
その □ □ □ 空白の台本を上手にうめてくれる
個々の力の結集が大切である。
棟梁 杉山睦雄
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